お盆ですねぇ・・・

こちらのほうではあまり見かけませんが、長野のスーパーでは、この時期『しらかんば』の乾燥した皮が店頭に並べられます。『しらかんば』=『白樺』です。お墓の前でその皮に火をつけて仏様をお迎えし、家に帰ってからまた庭先でしらかんばを燃やして、仏様にお盆の間中家族と共に過ごしていただきます。送って行く時もその逆でしらかんばを焚きます。夕暮れ時、薄暗い中で提灯の明かりが点々と川べりを行き交い、うっそうとした木々のふもとで、蝉や、羽を広げると1メートル以上もあるような、鷺の甲高い鳴き声に包まれながら、かわるがわるお線香をあげる様は、昔からの古い風習が今もしっかりと息づいていて、ほんの一時暑さを忘れさせてくれるようです。春秋の『彼岸』とはまた違った、趣のある風情ですね。。。